オートマチック。
ホンダのバイクには、現在3種類の
オートマチックミッションが存在します。
スクーターでお馴染みベルトでの無段階変速
デュアルクラッチトランスミッション
油圧無段階変速のHRD
これ以外にも、オートマチック限定で乗れるもので
カブ等に使われている 自動遠心クラッチ
トルクコンバーター付きオートマチックミッションを搭載した車両までありました。
創業時から現在に至るまで、ホンダのオートマチック
ミッションへの拘りは並々ならぬものがあります。
そのうちの一つ、HRD
他社では、トルクコンバーターやベスパ等に見られた
ハンドシフトMTを採用する中、何故高コストな
バダリーニ式の油圧式無段変速機という油圧変速装置を
1961年当時に作ろうと思ったのか。
それを搭載したジュノオM85は、時代の先端を
走り抜け過ぎた為か販売も振るわず、
Hondaは倒産寸前になるわけです。
だがしかし、創業者本田宗一郎の鶴の一声で
モトクロッサーとして復活!
創業者 本田宗一郎の私財までつぎ込んだと言われる程開発費も嵩み、
開発に難儀したのは想像に難しくありません。
1991年、全日本モトクロス参戦2年目でチャンピオン獲得!
これをもって開発終了となったようですが、
2008年にHFTとしてDN-01に搭載されて再度市販。
またしても先鋭的なデザインの車両に搭載する事で
販売は振るいませんでしたが、
市販車として発売することで開発終了。
まぁこんなとんでもないものを平気で開発 市販する
メーカーですから、これからも期待するわけです。
これからも夢のある乗り物を宜しくお願いしますね。