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今回は数年放置してエンジンが掛からなくなったベスパの修理。

鉄のボディで丸いライトで・・・ 多分一番思い浮かべやすいカタチのヤツです。

キャブレターを掃除してプラグも点検。
不具合箇所は無さそうなのに、ガソリンを入れてもエンジンが掛からない。

キャブレターに直接ガソリンを送ると・・・ 問題なく始動。

どうやら燃料コックが動作していないらしい。


タンクの中を見ると・・・錆でボロボロ。
コックも酷いものでパイプまで朽ち果て気味。

タンクは錆取りすれば使える程度なので再使用。
コックは今後のトラブルを考えると、新品に交換しておくのが安心と判断。
早速部品の手配に。

普通なら交換して終了。
特にネタになる訳でもなく普段どおりのお仕事。

しか~し そうならないのがイタリア産の乗り物の常。

通常であれば、コックはタンクの外から取り付けるのが簡単かつ整備性良好。

しかし、このベスパの場合コックの交換方法は
タンクの「中」にある二面幅32mmのナットでコックを取り付ける。

ちなみに給油口のサイズは35mm。
スパナは勿論ソケットの進入も妨げる親切設計♪



何か怪しかったんだよね~ イタリアだしね~ しょうがないよね~

こう言いながらでも許してもらえるのがイタリア産の乗り物らしいところです。
流石「成人男性が一日につく嘘は平均10回」な国w




これが質実剛健さを求めるドイツあたりだと・・・



総統閣下.jpg
とブチ切れるのかもしれません。
ユーロ圏各国におけるイタリアの評価ってのが気になる今日この頃で御座います。

今日は仕事で島根まで。
愛車メルセデスT1Nで高速道路をひた走る。

あと30分も走れば目的地♪
そんな事を考えながら走ってると、突如
「ポン♪」
軽快な音と共にパワーダウン。
慌ててアクセルを一杯に踏み込む事で何とか持ち直すが、明らかにパワーが足りていない。
窓を開けてエンジン音を確認、同時にミラーで後部を確認。

オイル漏れは無し 部品の脱落無し 排気の色はほぼ無色で普段どおり。
排気音もいつもどおりの静かさ。
真っ直ぐ走るので、パンクの可能性は低い。

アクセルを踏み込んだ時の音に違和感有り。

緊急避難場所に止まる程のトラブルではないと判断し、最寄のパーキングエリアに滑り込む。
変な吸気音の原因を探すと・・・
タービンからインタークーラーに向かうホースが抜けてるwww
簡単とは言い難い場所にあるホースに四苦八苦しながら取り付け。

フロア下にエンジンを置く日本のメーカーに比べ、
フロントにエンジンを搭載している分
メルセデスの整備性は良いのである!
シュトロハイム1.jpg
※世界一の科学力でも点検整備は必要です。